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東北社会人リーグ2部 第7節

  月 日 時 間 H/A 対戦チーム 会 場 結果/詳細
東北社会人リーグ 06月10日(日) 11:00 A FCガンジュ岩手 盛岡南公園球技場 3-2
ヴァンラーレ八戸FC 試合終了 FCガンジュ岩手
3 0 前半 1 2
3 後半 1
0 延長前半 0
0 延長後半 0
46分 11 佐々木
79分 10 新井山
85分 15 三田
得点者 4分 4 岩崎
59分 4 岩崎
46分 19 菅原→15 三田
67分 11 佐々木→18 エスクデロ
90+4分 13 吉岡→17 酒井
交代 37分 18 森川→5 長谷部
87分 13 神谷→20 ALVES
  警告・退場 32分 8 仲谷(警告)
45+2分 2 藤岡(警告)

マッチレポート

東北社会人リーグ
VS FCガンジュ岩手
6月10日(日)
11:00 KICK OFF
盛岡南公園球技場
気温  20度
天気  曇り
ピッチ状態 良

天候は曇りだが、今にも雨が落ちてきそうな雲行き。首位攻防戦ということもあり、スタンドまで緊張感が伝わるようなピリピリした雰囲気の中、キックオフ!



その緊張感をまだ消せずにいる前半3分、CKからこぼれたボールを拾われ鋭いカウンターを喰らい失点0-1。警戒していたサイドをうまく突かれてしまった。しかしすぐさまヴァンラーレも攻めに転じる。

前半9分ビッグチャンスが訪れる。


相手DFのコントロールミスを見逃さなかった⑨望戸が相手GKと1対1になるが、GKの好守に阻まれる。惜しいチャンスだった。

序盤で先制されるばかりか好機を逃してしまい浮き足立つかと思われたが、その後は冷静に試合を運び徐々にペースを握る。⑩新井山・⑪佐々木のスルーパスに再三⑨望戸が反応し好機をつくるが、得点までには至らない。

前半31分⑭金井が抜け出したところを相手DFがファール。絶好の位置でのFK。左利きの⑲菅原が狙うが、壁に阻まれる。前半終了。1点ビハインドで後半を迎えることになったが、相手はファール覚悟の守備で二人がイエローをもらっている。テンポが早く激しいゲームとなった前半だった。

ここからは交代選手の使いどころがポイントになってくるような試合展開。前半も幾度となくポジションをチェンジしながらゲームを進めてきたヴァンラーレ。後半開始メンバーに注目しながらも、ハーフタイムに強く降り出した雨の影響など色々な考えが交錯する。ベンチワークに注目が集まる、その後半スタートのメンバー。⑲菅原に変えて、⑮三田が登場。



⑮三田は昨年も在籍しているメンバー。特に攻撃の要、⑩新井山とは旧知の仲。この二人のコンビネーションに注目。そして後半の挽回にサポーターの期待が高まる。

その後半キックオフの笛が鳴りやまない後半開始直後、⑨望戸が抜けだす。相手DFと交錯してこぼれたところを⑪佐々木がシュート。低い弾道のシュートは濡れたピッチでスピードが増し、ここまでゴールに立ちふさがってきた相手GKの手を弾いて決まり同点。1-1。スタンドが沸きかえる。


佐々木はこれで5試合連続得点。佐々木が決めた試合はここまで全勝だ。後半に期待していたサポーターは、この開始早々の得点に期待が大きく膨らむ。

後半13分、⑪佐々木が倒されFK。⑩新井山の鋭いクロスに⑭金井が合わせるが惜しくも枠の外。逆転するべく攻勢をかけるが、後半15分、40m級のスーパーゴールを左サイドから決められ失点1-2。ここまでピンチらしいピンチもなく相手に崩される場面もあまりなかったが、このロングシュートを決められた瞬間は相手個人のレベルに脱帽するしかなかった。

その後、再三好機を作りながらも相手DFの踏ん張りになかなか得点を奪えない。ここでベンチが動く。先制点を奪った⑪佐々木に変えて、新加入⑱ナウエル・エスクデロがピッチに入る。



⑱ナウエルに対する期待の表れかワンプレーごとに声援を送るサポーター。ここからお互い膠着した状態で時計が進む。時間だけが刻々と過ぎていく。残り時間が15分を切った後半31分、試合が動く。後半から出場した⑮三田が⑩新井山からのパスを受けて、うまく抜け出したところを相手DFに倒されFKをもらう。



相手ゴール前の絶好のポジション。サポーターの期待が膨らむ。このFKがターニングポイントだった。キャプテン⑩新井山がボールをセット。会場中が息を飲む。
そして、⑩新井山の右足からボールが放たれる。



すべてのサポーターの想いを乗せたボールが静かにゴールに吸いこまれた。相手GKが一歩も動けないビューティフルゴール。一瞬の静寂の後、この日一番の歓声が沸きスタンドが揺れた瞬間だった。



そしてこのまま同点で終わるつもりは無いであろうヴァンラーレイレブンの動きに躍動感が増す。その闘志あふれるプレーに逆転への期待が高まる。











すると後半41分、相手PA付近で再びFKを得る。先程よりも角度があり難しいコース。キッカーは直接FKを決めた⑩新井山。角度・距離から考えて誰もがクロスを上げるかと思った瞬間、相手DFを嘲笑うかのようなグラウンダーの横パス。そのパスをフリーで受けた⑮三田が鋭いシュートを突き刺す! 3-2。遂に逆転!





ロスタイムは4分。相手に押し込まれながらも、守備陣が体を張って守り抜く。試合はそのまま終了3-2で逆転勝利!



アウェーの地まで多くのサポーターの皆様が応援に駆けつけてくれました。アウェーということ忘れるくらいの大応援団。本当にありがとうございました。選手の背中を押してくれたことは間違いありません。

そして選手のみなさん!最高のプレーと最高の結果をありがとう!





これで前期は終了。1試合消化が少ないので暫定で2位。
後期は6月24日(日)ホーム戦で始まります。次節も多くの方のご来場お待ちしております。今後とも、応援宜しくお願いします。

選手、スタッフ、サポーター、ヴァンラーレに関係するすべての皆様の想いひとつに。

「結束 -All as One-」

次節はホームゲーム
6月24日(日)南郷陸上競技場 13:00キックオフ
ヴァンラーレ八戸 対 TDK親和会

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