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2010/09/13 NHK杯青森県サッカー選手権大会・天皇杯(順天堂大学戦)を振り返って


「すべてはリーグ制覇と1部昇格の為に」
リーグ戦に繋がる結果と内容のある良いゲームを求める。

8月28日(土)弘前大学全学サッカー部戦。
前半、そして後半残り15分まで相手の粘り強い守備に手を焼くが、8-0と圧勝し決勝戦へ。普段どおりの堅固な守備と感性溢れる中盤の展開とテンポあるパス回しは昨年王者八戸大学との決戦に向けて、期待感を増大させるものであった。

8月29日(日)八戸大学戦。一進一退の攻防だった。良い時間帯、悪い時間帯、チャンス、ピンチ、それはどちらのチームにもあった。後半はメンタルの部分で多少不安を残したが、普段練習でやっていることが試合で生かされていた。なにより監督を信じ選手同士が信頼し合ってプレーしていた。文字通り「チーム」になっていた。
結果は1対0での勝利。NHK杯優勝というクラブ史上初となる快挙を成し遂げた。(全ては、選手の普段からの取組み、下部組織の保護者の皆様とパートナー企業の皆様の支援、そしてサポーターキャプテンであるN君の応援のおかげだと思っております。この場を借りて感謝申し上げます。)

天皇杯の切符を手に入れ、強行日程となる93日(金)の一回戦。更に逞しく成長する「チーム」を目撃する事になるとは私自身が一番想像していなかった。

9月3日(金)順天堂大学蹴球部戦。
「順天堂大学」。数多くのJリーガーを輩出し日本の大学サッカー界をリードしてきた強豪チームである。今現在、関東大学リーグ16位。NHK杯優勝後、数多くの祝福の電話を頂いた。しかし、天皇杯一回戦に向けての大方の予想は厳しいものであった。

前日に現地入りし練習。いつもと変わらない準備をし、試合に臨んだ。
前半、相手の勢いと上手さに、そしてメンタルの部分で負けていた。1−3で折り返す。
しかし、後半開始から山田監督が計算し尽くされた勝負に出る。一戸・李澤を畑中・藤山に交代。さらに大幅なポジション変更をし、メンタルの部分の修正を選手に問いただす。
ここからがこの「チーム」の真骨頂であった。NHK杯決勝がMAXだと思っていた「チーム」を超え始める。
後半開始から完全にペースを握り、24高山の得点で1点差に。左サイドを突破したG藤山のパスを冷静にI新井山が決めて同点。その直後、流れるようなパスワークからゴール前へ迫る。I新井山の技ありシュートが決まり遂に逆転。4−3。
逆転したから最高の「チーム」となったわけではない。出場している選手は必死に臆することなく気持ちを前面に出す。控えの選手は黙々といつ出番がきてもいいように準備している。そしてベンチ外となったメンバーさえも、どうすればチームに貢献できるかを考え自ら作業をしていた。誰に言われることもなく自然に。チームを取り巻く雰囲気が今までとは格段に違い、選手個人から出る雰囲気も高まっていた。
その後、相手FKが決まり同点とされ、延長戦へ。体力・メンタルとも五分五分であった。「チーム」全体で戦っていた。しかし、延長後半に中央を破られ失点し4−5で敗戦。

素晴らしい舞台を自分達の力で手に入れ、「チーム」として戦えた事、あれだけのプレッシャーを受けながらも自分達のサッカーが出来た事は誇りと自信を持っていい。

しかし
「すべてはリーグ制覇と1部昇格の為に」現在、敗戦を受けてリーグへ向けてのトレーニングが再開されています。
しかし選手らの顔には翳りや曇りは一切浮かんでいない。
自分たちで掴んだ「チーム」という称号は今揺るぎない力となっている。







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